タイムラプス撮影に特化した自由回転雲台「nano.tracker TL」は果たしてポータブル赤道儀として使うことができるのか!?試してみました。
結論から言うと思った以上に使えます!
まず赤道儀を使うには極軸合わせという作業が必要になります。
これは赤道儀の回転軸を地球の自転軸に合わせるものなのですが、正確に合わせるとなるととても面倒なものです…。
この作業を簡略化してしまうのが「アングルプレート」です。
日本国内(北緯35°付近)での使用に特化した角度が最初から付けられているので、方位と水平を合わせるだけで簡単に極軸合わせができてしまうんです(^^)
使用方法を動画でまとめましたので御覧ください。
ではこのセッティングで実際に星を撮ってみましょう!
アングルプレートの使い方がわかったところで実際に星を撮りに行ってみましょう。
ナノトラッカーTLの回転を1周24時間に設定します。
厳密に言うと恒星追尾にはならないのですが、どれだけ星が止まってくれるでしょうか?
撮影風景と検証結果は次の動画をご覧ください。
さぁ、どうでしょう?
動画はフルスクリーン表示にしないと比較が微妙すぎて分かりづらいかとは思いますが…
実際使ってみた感想としては、ポータブル赤道儀として十分使えます!
坂戸市内で天の川が写るとは思っていなかったのでちょっとびっくりしました。
魚眼レンズでは30秒でもビタッと止まっていたので、90秒とか120秒とかでもいけそうな感じです。
もともとポータブル赤道儀なのであまり重い機材は載せられませんが、今度は500mmのミラーレンズで月の追尾とか試してみましょうかね?
最後に、分かりづらいかもしれませんが比較の画像を載せておきます。